麹菌発酵イソフラボン、または対照としてリン酸緩衝水溶液(PBS)を投与したマウスにデキストラン硫酸ナトリウム(DSS)を処理して大腸炎を誘導したところ、麹菌発酵イソフラボン投与群では結腸の炎症および組織損傷が抑えられた。また、こうした働きは炎症および免疫に関連するサイトカインに関連していることが示唆された。

本研究は、京都大学大学院医学部とニチモウ株式会社との共同研究であり、研究結果は2009年に「J.Gastroenterol Hepatol」24巻に掲載された。