大豆イソフラボンは体内でエストロゲン受容体(ER)に作用し、女性ホルモン様の働きをすることが知られているが、その分子メカニズムは不明であった。

本研究では、発酵大豆イソフラボンを含むイソフラボンがERβを介してヒストンアセチル化を刺激することが確認され、エストロゲン関連疾患の抑制に有用である可能性が示唆された。

本研究結果は、長崎大学、ハーバード大学ベス・イスラエル・メディカルセンター、コーネル大学、埼玉医科大学とニチモウ株式会社の共同研究により2004年に「Biochem Bioph Res Commu.」317号に論文掲載された。