不妊・不育により来院した患者35例(平均年齢34.4歳、平均不妊期間26.5ヶ月)に対し、麹菌発酵イソフラボンサプリメントを最長3ヵ月摂取させたところ、12例の妊娠を確認した。

この症例報告から、発酵大豆イソフラボンが長期不妊、機能性(原因不明)不妊、あるいは低容量アスピリン投与が困難である症例に対する代替補完療法として有効である可能性が示唆された。

本研究成果は、さわだウィメンズクリニック 澤田富夫医師、いくたウィメンズクリニック 生田克夫医師により発表され、2009年12月に「産科と婦人科」Vol.76 No.12に掲載された。